女優の夏目雅子さんは当時不治の病と言われていた「白血病」を患い、27歳という若さでこの世を去りました。しかし、実は病名は白血病ではなかったのです。夏目雅子の女優人生はわずか9年でしたが、強烈な印象を与える女優でした。
女優・夏目雅子の経歴
生年月日:1957年12月17日
没年月日:1985年9月11日
出身地:神奈川県横浜市中山区山手
18歳の時、オーデションに合格
本名 小達雅子(おだてまさこ)でドラマデビュー
ドラマを見た化粧品会社が広告のモデルに起用
その後、レコードデビューも果たし、脚光を浴びた
だが、母親の猛反対で「小達」の名字が使えず、「」夏目雅子に改名しています。
出演ドラマは1978年放送の『西遊記』
『西遊記』は夏目雅子(当時20歳)、堺正章(当時32歳)
三蔵法師役を演じました。若い女優が丸刈り頭で熱演し大ブレークしました!
出演映画は1982年公開の『鬼龍院花子の生涯』
夏目雅子さん(当時24歳)
当時22歳 夏目雅子さんは、芸能界の中で「演技が下手だ」「稚拙だ」「お嬢様芸だ」と言われていましたが、NHKドラマ「ザ・商社」の演技に今までのイメージを覆す、大人の女性を見事に演じ、高い評価を獲得しました。
そして、夏目雅子さんが女優としての地位を確立した作品が映画1982年公開の『鬼龍院花子の生涯』でした。
『鬼龍院花子の生涯』では、ブルーリボン賞・主演女優賞を受賞しました。
夏目雅子さんの家族
父 小達 宗一さん
母 小達 スエさん
実兄 小達一雄さん
弟 小達 敏昭さん
祖父母 小達 ふくさん
夏目雅子さんは母親に芸能活動を認めてもらえていませんでした。
なので、母親と実兄は夏目雅子さんの出た番組とか見たことがなかったそうです。
なぜ、母親は夏目雅子さんの芸能活動を猛反対したのか?
(小達家の)生まれに関わるそうで、家が六本木で雑貨商、今でいえばコンビニの大きいものを営んでいました。
六本木にあったため、芸能関係者が多く訪れ、芸能界の当時は本当にスターの方々。つまり、雲の上の人として身近に感じられなかったそうです。
若い方からも、年配の方でも態度がぞんざいになることも少なくなかったそうです。
なので、母親は(芸能関係者が)人間として相当異次元の存在に見えていたそうです。
芸能界に不信感を抱いていたみたいです。
しかし、雅子さんが病気になってからは、母スエさんは雅子さんを生かせるために、雅子さんが出演したものを雅子さんと一緒に見るようになっていたそうです。
雅子さんが大切にしている女優の仕事に夢を持たせて、元気になってもらうために必死だったのでしょう。
死因は白血病じゃなかった!
夏目雅子さんは26歳で伊集院 静氏と結婚しました。しかし、
結婚して半年の1985年2月 急性骨髄性白血病と判明しました。27歳の事です。
夏目雅子さんは通常の治療では効果がなかったので、副作用で髪の毛も抜けてしまう新薬を使ったところ、白血病の症状も消えて退院できるくらい元気になっていました。しかし、抗がん剤治療で免疫力が低下していたところに、風邪を引いてしまい、抗体が全くないために肺炎を併発してしまったそうです。
結局、死因は肺炎だったそうです。
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